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三遊亭鬼丸落語家

昭和47(1972)年生まれ。長野県上田市出身。平成9年、三遊亭円歌に入門。前座名は「歌ご」。平成12年、二つ目に昇進し「きん歌」に改名。平成22年、「三遊亭鬼丸」襲名で真打ち昇進。NACK5「ゴゴモンズ」メインパーソナリティー。

そろそろ私を特集インタビューでだしてくれませんかね?

公開日: 更新日:

 46歳2児の父親、埼玉に住んでる落語家の三遊亭鬼丸です。今週はこの芸能欄に我らが鈴々舎馬風師匠の連載もあって落語ジャックの様相の紙面ですね。なのでより演芸色を強めるために今日はある演芸情報誌をご紹介します。「東京かわら版」です。

 よく落語初心者の方の「どこに行けば落語を見られますか」なんて質問に対しては「東京かわら版を買って」と答えることが多いです。なぜならこの雑誌は東京その他首都圏で行われる落語会の大小問わず全てを網羅している奇特な月刊誌なのです。空いてる日にちや見てみたい落語家の名前から検索してもよし、場所や入場料で選ぶもよし、見たい落語の演目もネタ出しの落語会なら見つけることができるんです。さらに旬の芸人の特集インタビューがあったり巻頭には有名人の落語にまつわるエッセーがあり、過去には小泉今日子さんやビートたけしさんが寄稿したことも。

 私が入門した1997年落語冬の時代にはホチキスで留められた小冊子で購買層は落語家中心だったのが、落語ブームのおかげか落語会も増え、今や製本された立派な情報誌に。編集部の皆さまよくぞここまで持ちこたえてくれました。取り扱う本屋さんも増えましたが、なかなか手に入りづらい場合は、年間定期購読もおすすめです。そして今これを読みながら落語にあまり興味のない人でも、定期購読すれば落語に興味が湧いてきて、さらに落語ファンを名乗ることもできるという魔法のアイテムなんです。10日(土)もあらゆる場所で若手からベテラン、上手いのから下手なのまで、入場料は無料から料理付き9000円までさまざまな52の落語会が行われてますよ。なんてこれだけ東京かわら版を宣伝したんだから編集部の皆さん、そろそろ私を特集インタビューで出してくれませんかね? 真打ち昇進の際に出してもらって以来出てないんで。えっ、旬の芸人になったら出すよ?……はい、もっと頑張ります!

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