著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

ジャニー喜多川氏「お別れの会」注目はOBの面々と“初”もの

公開日: 更新日:

「円満に独立している人は芸能界の育ての親であるジャニーさんとお別れに来るのはスジでしょうが、いろいろ問題を起こして辞めた人。赤西仁渋谷すばるのように仕事の方針の違いからグループを脱退。飛び出すように退所した人は出席しにくいかもしれない。出席してもしなくても話題になる。仕事を理由に欠席が一番、誤解を生じないのでは」(テレビ関係者)

 故・美空ひばりも石原裕次郎もなしえなかったドームで芸能事務所代表のお別れ会。「それもジャニーさんらしい」という見方もされている。ジャニー氏自身、8年前に「最も多くのコンサートをプロデュース」「最も多くのナンバーワン・シングルをプロデュースした」人物としてギネスに認定されるという芸能界史上初の快挙を成し遂げているが、事務所創設当初からジャニー氏は“初”という言葉にこだわってきた歴史がある。

 事務所の出発からして芸能界“初”の男性アイドルグループだった。以後、初のローラースケートしながら歌う“光GENJI”。SMAPはアイドルが“初”のバラエティー進出。近年でもデビューしたてのグループが“初”のアルバムでオリコン“初”登場でいきなり1位。さらに「映画“初”出演で“初”主演」との報道がスポーツ紙に大きく取り上げられるのを見る。最近でもジャニーズJr内の2つのユニットが2020年に同時デビューするという。これもジャニーズ史上“初”の快挙という。どんな世界でも“初”の言葉にはインパクトがあり、歴史に刻まれ続けてゆく。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"