業界の掟は通用せず…ジャニーズの覇権は今後も続くのか

公開日: 更新日:

 ジャニーズ事務所が元SMAPの独立組、稲垣吾郎(45)、草彅剛(45)、香取慎吾(42)を番組に出演させないようテレビ各局に圧力をかけた疑いがあるとして、公取委がジャニーズを注意したというニュース。第一報がNHKの速報だったこともあり、芸能マスコミは色めき立った。民放各局がジャニーズへの忖度をやめて、3人組のTV復帰を期待するような報道もあった。

 だが、内輪から見ると、復帰の目はまずない。少なくとも地上波に彼らの活躍の場が与えられる可能性はゼロに等しいだろう。ジャニーズうんぬんの話ではない。今が旬のものかどうか。今視聴者が見たいもの、つまり視聴率を稼げるかどうかが、キャスティングの目安なのだ。

 3人組だけじゃない。TOKIOにKinKi Kidsと、もはや旬でもないグループはジャニーズに少なくなく、あのキムタクだって命短しだ。ドラマでの二枚目路線はもう無理、MCも駄目、売り出し中の次女もスベっているし、かつてのヨン様のように、過去に流され、気がつけば忘れ去られているという日も遠くないだろう。


 じゃあジャニーズ帝国の崩壊かというと、そうでもない。尺(時間)をつくれる、冠番組を持たせてかつ視聴率の見込めるタレント製造工場であり続ける限りは存続していく。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  2. 2

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 3

    長女Cocomi"突然の結婚宣言"で…木村拓哉と工藤静香の夫婦関係がギクシャクし始めた

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  1. 6

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 7

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  3. 8

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

  4. 9

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 2

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  3. 3

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  4. 4

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  5. 5

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  1. 6

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  2. 7

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール

  3. 8

    織田裕二「踊る大捜査線」復活までのドタバタ劇…ようやく製作発表も、公開が2年後になったワケ

  4. 9

    「嵐」が2019年以来の大トリか…放送開始100年「NHK紅白歌合戦」めぐる“ライバルグループ”の名前

  5. 10

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞