ニュースの“必需品”視聴者の投稿映像はなぜ謝礼ゼロなのか

公開日: 更新日:

「買い取ったり、謝礼を払うと、テレビ局の映像ということになって、そのまま流すことはできなくなります。事実関係を確認し、映像に加工がないかもチェックしなければなりません。でも、無償の投稿なら、公開の場を提供しただけと逃げられます」(テレビ報道記者)

 また、謝礼を払うようにすると、報酬目当てのやらせだけでなく、助けが必要な緊急時でも撮影優先なんてことが起こりかねない。

 謝礼が期待できないのに、投稿するのはなぜか。「みんなから『見たよ』と言われて気持ちよかった」(映像採用経験者)からだという。

 ちなみに、採用されやすい映像は、テレビ画面に合わせた横長、事件・事故の当事者以外の人が写っていない(ぼかしなどの手間がかからない)、音声が入っているなどだ。

(コラムニスト・海原かみな)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」