ニュースの“必需品”視聴者の投稿映像はなぜ謝礼ゼロなのか

公開日: 更新日:

 常磐自動車道のあおり運転・殴打で逮捕された宮崎文夫容疑者と連れの喜本奈津子容疑者には、ドライブレコーダーに残された凶暴さ、「きもとさ~ん」と叫ぶ逮捕時の奇行と2度呆れさせられたが、いずれも被害者やたまたま目撃した視聴者の提供映像だった。

 台風、地震、水害などでも、住人がマンションの部屋やクルマなどから撮影した映像が次々と流れる。手ブレがひどかったり、肝心なところが写っていなかったりするのだが、とにかく目の前に同時進行の「現場」があるから、臨場感はテレビ局のカメラマンもかなわない。犯罪でも、犯行前後の様子がすぐ放送される。

 こうした映像を、テレビ局はどうやって入手しているのだろう。「スクープBOX」(NHK)、「みんながカメラマン」(テレビ朝日)といった投稿サイトはあるが、おいしい映像はそう送られてくるものではない。そこで、アシスタントディレクターやリサーチ記者が、四六時中ネットを検索することになる。そして、使えそうな映像を見つけると、投稿者に直ちにメールして、使用許可を得るのだ。

 では、映像が使われると、どのくらいの報酬があるのだろう。それで番組の視聴率が上がり、広告収入も増えるのだから、相応の謝礼がありそうだが、原則としてゼロだという。どんなスクープ映像でも、「ありがとうございました。助かりました」のお礼だけ。たまに、局のロゴが入ったクリアファイルが送られてくるぐらいだという。投稿サイトの規約には、映像使用は「無償で許諾したものとみなします」とわざわざ明記されている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  2. 2

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    年内休養の小泉今日子に「思想強すぎ」のヤジ相次ぐもファンは平静 武道館での“憲法9条騒動”も通常運転の範囲内

  5. 5

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  1. 6

    『SHOGUN 将軍』シーズン2撮影中の榎木孝明さん「世界的な時代劇映画のプロデュースに関わりたい」

  2. 7

    横綱・豊昇龍が味わう「屈辱の極み」…大の里・安青錦休場の5月場所すら期待されないトホホ

  3. 8

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  4. 9

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  5. 10

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に堕ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体