年収2億円→生活保護に 孤独死「金ピカ先生」の寂しい晩年

公開日: 更新日:

 金ピカ先生の愛称で親しまれ、80年代に予備校の英語講師として大人気だった佐藤忠志さんが孤独死していた。デイサービスのスタッフが24日に冷たくなって倒れている佐藤さんを自宅で見つけ、警察に死亡を確認されたそうだ。

 派手なスーツに金のアクセサリーをトレードマークに、何台もの高級外車を乗り回していた往時を知る中高年世代からは、こんな声が相次ぐ。

「代ゼミでは、教室のドアが閉まらないほどの受講生であふれ、机の上にはプレゼントの山。たしか缶ビールまであって、豪快にあおってみせたりしていた。先生は日本刀を振り回し、8億円の豪邸を建てたとか、大きい話をいくつもしてくれた。講義が大学受験のためになるもので、分かりやすかったこともあるけれど、金ピカ先生の姿に成功者のイメージを重ね、高偏差値の大学に合格すれば、明るい未来が約束されていると本気で信じていた。先生の変わりざま、あまりに寂しい晩年の様子にはショックで言葉もありません」

 晩年の金ピカ先生は年収2億円あった稼ぎが無収入となり、生活保護を受けていた。糖尿病などで体調を崩し、生きる気力も失い、愛妻も去って、ひとり暮らし

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった