妹の葬儀にも姿なし 芸能記者が見た中森明菜「一家」の今

公開日: 更新日:

 活動休止中の中森明菜(53)が、家族との断絶を伝えられた。実妹で、アイドルとしても活動した明穂さんがこのほど肝硬変で死去。52歳の若さで最期まで「お姉ちゃんに会いたい」と願っていたそうだが、明菜との面会はかなわなかった。また中森家の親族が勢揃いした葬儀にも明菜は姿を見せず、家族が知らせようとしたが、連絡がとれなかったらしい。

 明菜は6人きょうだいの5番目、三女だ。明穂さんは末娘の四女で、明菜に続いて1987年に芸能界入り。ラジオパーソナリティーに女優と「お姉ちゃんに負けず頑張りたい」と意気込む姿を明菜もバックアップしていたが、明穂さんがヌードを披露した1988年、亀裂が生じる。どこへいっても「中森明菜の妹」と言われ、そこからの脱却を目指した明穂さんが結果的に明菜の反対を押し切ったのが原因とされる。

 実の家族でも、関係がこじれ断絶に至るケースはままあるが芸能人とて例外じゃないのだ。ベテラン芸能記者の青山佳裕氏がこう言う。

「明菜さんがご家族との連絡を絶つようになったのは、最愛のお母さんをがんで亡くした1995年ごろだったと思います。ご両親が明菜さんの稼いだお金を使いこんでいるなどと周りに吹き込まれ、明菜さんはそれを信じ込んでしまった。また所属していた研音を辞めるときも反対されて、誰も私を守ってくれないと人間不信を募らせてしまった。最初はちょっとしたボタンの掛け違いだったと思いますけど、明菜さんはかたくなで、25年たった今も修復できずにいるのです」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

  3. 3
    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

  4. 4
    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

  5. 5
    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

  1. 6
    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7
    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

  3. 8
    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

  4. 9
    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異