著者のコラム一覧
太刀川正樹ジャーナリスト

1946年、東京生まれ。国際ジャーナリスト。早稲田大学教育学部英文科在学中、韓国国立ソウル大学語学研究所へ留学、韓国語を学ぶ。講談社の日本語版「ペントハウス」ニューヨーク特派員などを経験。著書・訳書に「政権交代」「平壌十五号官邸の抜け穴」「オリンピック30年」など。

ご恩返しと償い…私の夢はもう一度、日本に戻って歌うこと

公開日: 更新日:

 今年5月には韓国でプロミス・エンタープライズ社と専属契約を結び、37年ぶりに新譜をつくりました。タイトル曲「道」には人生を振り返り、傷として残った時間からの回復を祈る気持ちを込めました。新曲9曲と私の代表曲をリメークした3曲、合計12曲を収録しています。年末の12月24日、25日の2日間、ソウルのウォーカーヒル・シアターでディナーショーを開催いたします。

 私はテレビ出演よりもミニコンサートやディナーショーをやりたい。ファンの目の前で、お客さんとスキンシップしながら、お客さんからパワーをもらう。ヒットしなくてもステージで歌うことができれば満足です。それに私がテレビ出演すると、その分だけ出られない若手の歌手の機会を奪うことになるでしょう。私にとって韓国は母国、日本は母体なのです。

 残念だったのは2011年3月11日の東日本大震災で私のファンを含め多くの人々が犠牲になったことです。その日本人ファンを含め、地震災害に苦しんだ人々のためにすぐにでも福島に飛んで行き、慰労コンサートで歌いたかったのですが、その願いが実現できず、今考えてみても悲しくて残念です。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です