太刀川正樹
著者のコラム一覧
太刀川正樹ジャーナリスト

1946年、東京生まれ。国際ジャーナリスト。早稲田大学教育学部英文科在学中、韓国国立ソウル大学語学研究所へ留学、韓国語を学ぶ。講談社の日本語版「ペントハウス」ニューヨーク特派員などを経験。著書・訳書に「政権交代」「平壌十五号官邸の抜け穴」「オリンピック30年」など。

デビューした1979年は韓国政界に激震が走り芸能界にも暗雲

公開日: 更新日:

♪あの人が好きやねん くるうほど好きやねん 北の新地に雨が降ります 悲しい歌が聞こえる あほやねん あほやねん 騙された私があほやねん(「大阪暮色」から)

 今年(2019年)は桂銀淑にとって歌手デビュー40周年にあたる記念の年でもある。あの1979年には芸能界だけでなく、韓国政界に大きな激震が襲った。10月26日、KCIA(韓国中央情報部)の金載圭部長による朴正煕大統領暗殺事件である。この事件は軍事独裁政権崩壊の端緒となり、民主化運動(芸能界を含む)を求める国民の声が全国に広がった。事件前の一時期、人気歌手李美子の歌が“倭色”(日本的メロディー)として長い間、禁止されていたこともある。若者の長髪禁止、政権批判のフォークソングも禁止されていた。

 朴大統領は74年8月15日、夫人の陸英修女史が光復節(解放記念日)の記念式典会場で暗殺された後、孤独な生活を慰めようと、側近が青瓦台近くの宮井洞にある安家(秘密の家)で1カ月に2度ほど人気歌手やタレントを呼んで、夕食を楽しむのが恒例だった。

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