桧山珠美
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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

「11.22」婚で芸能界は“大渋滞”…記念日婚にまつわる不安

公開日: 更新日:

 ところで、おめでたい話にケチをつけるつもりは毛頭ないが、そもそも「いい夫婦の日」とはなんなのか。昨今の主流はもっぱら「できちゃった婚」。「授かり婚」とも言うらしく、あまりに多いので芸能人の結婚報道では必ず「妊娠はしていない」とつけられる。

「でき婚」なら一刻も早く入籍しなければならない。「いい夫婦の日」にしようね、と悠長なことを言っていられない。しかし、子供ができたというきっかけでもない限り、なかなか結婚に踏み切れない男女にとっては、「いい夫婦の日」はちょうどいいきっかけかも。

 居酒屋の前で、「ハッピーアワー」だからちょっと飲んでいくかというのと同じ感覚で、「いい夫婦の日」に入籍しようかと。

■パートナー・オブ・ザ・イヤー、よい夫婦の日を受賞した夫婦も…

 ちなみに、「いい夫婦の日」に入籍したのに、むなしく別れた有名人には田中律子や須藤元気、そして現在、調停中の小室哲哉&KEIKOがいたりもする。


 関連でいえば、毎年パートナー・オブ・ザ・イヤーなるものも発表される。今年は高橋英樹&美恵子夫婦、東貴博&安めぐみ夫婦らが選ばれていた。過去の受賞者には船越英一郎松居一代がいる。さらに、4月22日には「よい夫婦の日」というのもあり、ナイス・カップルを選出する。こちらは森進一&森昌子、宅麻伸&賀来千香子、高橋ジョージ三船美佳、川崎麻世&カイヤらがいる。この手の記念で受賞したカップルは、残念な結果になることが多いのか。

 幸せいっぱいの「いい夫婦の日」に結婚したカップルはまさかと思うが、老婆心ながら。

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