中居正広「気持ち尊重」発言の意味…退所の真相はリストラ

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「独立による損失など大したことじゃない」

 関係者によると、中居のギャラはMCを務めるバラエティー1本当たり、推定300万円程度という。ゴールデンタイムの高視聴率番組か深夜かで、プラスマイナス100万円前後で推移する。CMは時価で、最も高値のころで推定6000万円。これらのうち、ジャニーズ事務所は制作協力費などの名目で収入が入ってきた。仮に週に計1000万円もの番組出演料を得るとしてそれを年間50週やるとすると、実に5億円ものギャラを稼ぎ出す計算。さすが売れっ子タレントと言えそうだが、ジャニーズ全体でみるとこうなる。

「たとえば今年いっぱいで活動を無期限休止する嵐は、コンサートをメインにCD、DVD、グッズ販売などで高収益があり、昨年の20周年では500億円にのぼったとされています。これは安室奈美恵の引退公演を優に超える額で、プロ野球球団の優勝時、東京ディズニーランドの年間売り上げを引き合いに出す専門家もいる。仮に3年間休んだとしても、その後の復活ツアーでまた巨額な実入りが見込める。また売り出し中のKing&Princeがツアーに出れば70億円は軽いとされ、ポスト嵐への期待も膨らむ。それらに比べればですけど、中居君の独立による損失など大したことじゃないのです」(芸能関係者)

 ジャニーズ事務所も滝沢秀明(37)が副社長に就任するなど世代交代が加速。47歳の元アイドルにもはや居場所はなかったわけだ。これが巷間いわれる“円満退社”の実態で、今後、視聴率が取れなければ当然ながら番組も打ち切り対象に。香取慎吾ら先に退所した“新しい地図”のように、ジャニーズの傘から外れたのだからテレビから消えることも十分に考えられる。

 それでも中居は自ら一歩を踏み出した。その真意は何か、どこに勝算を見いだしたのか。(次回につづく)

【連載】中居正広 ジャニーズ退所の衝撃と波紋

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