新型コロナ禍と似ていると評判 連ドラ「隕石家族」の中身

公開日: 更新日:

 例えば、18日の第2回放送では、門倉家の近所に住む主婦の御園(光浦靖子)が、もはや秩序を守る必要なしとばかりにゴミ分別のルールを守らなくなった田中(氏家恵)に激怒。畑に顔だけ残して埋める場面が出てくる。ルールを無視する田中に対する御園の行動は明らかに行き過ぎなのだが、これは新型コロナウイルスが感染する中、路上でマスクをせずに咳をして殴られたり、感染地域から自宅に戻った人を外出できないように閉じ込めたりしていた中国・武漢市の光景と重なる。

「緊急事態宣言」が全国の都道府県に発令された日本でも、外出自粛要請の中で出歩く人やジョギングする人に対して、激しく非難する声も聞かれるが、ドラマの展開に対し、ネット上では<先が見えない不安の中で真っ先に壊れ始めるのは人間の理性や社会性だと実感させられる><今のタイミングで、このドラマは魅せられる>と好評だ。視聴率はまだ高くないものの、これからジワジワと上がってくるかもしれない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲