著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

大橋巨泉さんにハワイまで連れていかれた俺の役目とは?

公開日: 更新日:

 話は巨泉さんのハワイ島の別荘の庭先に突然ワープするのだが、「ウッシッシ、ダンカンこれだよ! コレ!!」と巨泉さんから渡されたのは黒くドッシリとした双眼鏡であった。

「ウッシッシ、この庭の端から海をこの双眼鏡でずーっと見てればいいから! ウッシッシ~」「何を見るんですか」「ホエールだよ! ウッシッシ~鯨!! 鯨が海面を飛ぶんだぞウッシッシ~、鯨が現れたら声をかけてくれー!! オレはヘイちゃん(石坂さん)たちと麻雀やってるから、鯨が現れたらみんなでホエールウオッチングだよ、ウッシッシー、じゃ頼むぞ」と巨泉さんは別荘の中へと鼻歌交じりで戻っていったのだった。

 それから、双眼鏡を両手で握りしめた俺は、もう38度線を守る韓国と北朝鮮の兵士のごとく、まばたき一つしないように大海と長い長いにらめっこの時間を過ごすこととなったのである。

 その必死さと言ったら言葉では言い尽くせないものがあった。何しろ別荘の中で麻雀をしている一流有名人が鯨を! しかも、だれもが憧れるこのハワイの海でホエールウオッチングできるか否かがこの俺の両目にかかっているのだから。30分経過……波は静かだ……。1時間経過……船一つ浮かんでいない……。1時間半経過……眼精疲労か?海と空の境界線が定かでなくなる……。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”