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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

自ら地獄作り心揺さぶる「とにかく明るい安村」の一球入魂

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「安村ちゃんって、なんでもっと人気出ないの? もっと、みんな評価すべきよ」(マツコ・デラックステレビ朝日「かりそめ天国」5月22日放送)

 コロナ禍の昨今、再評価が著しい芸人がいる。とにかく明るい安村(38)だ。かつて「安心してください。はいてますよ」のギャグで大ブレークした彼が、「有吉の壁」(日本テレビ)などで見せる捨て身の芸で再び注目を浴びているのだ。マツコ・デラックスも安村に心を奪われたひとり。番組で有吉弘行に語った言葉を今週は取り上げたい。

 有吉はその言葉に「面白いし哀しいし」と同調すると、マツコは「このご時世と合ってて。あの悲哀がさ、素晴らしかった。泣きそうになったもん」と絶賛した。マツコだけではない。伊集院光も有吉に「安村くんに笑って感動し始めちゃってさ。俺、がんばろうと思ったんだよ」と伝えたという。

 安村は高校野球の名門・旭川実業の野球部出身。甲子園には伝令役で“出場”した。ピンチの時に「今日の夜メシ、ハンバーグらしいぞ」などとマウンドで選手たちの緊張をほぐしていた(テレビ朝日「アメトーーク!」15年7月18日)。

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