NEWSは3人に “YOU&J世代”手越祐也のメンバー離脱は必然だ

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独立心旺盛な“YOU&J世代”

「現在、メンバーが30代前半から半ばくらいの『NEWS』『KAT―TUN』『関ジャニ∞』のいわゆる“YOU&J世代”(※06~11年に存在した3グループ合同のファンクラブの名称)は、野心があって、独立志向が強いメンバーが多いようです。そのひとつ上の“J―FRIENDS世代”(※97~03年に活動した阪神・淡路大震災へのチャリティーユニットの名称。『TOKIO』『V6』『KinKi Kids』が所属)に比べるとそれは明らかです。どちらも不祥事やスキャンダルで退所するメンバーはいますが、それと関係なく“YOU&J世代”にはジャニーズ事務所を退所してソロとして活動を続ける人が多いんです」

 その先鞭をつけたのは、14年にジャニーズ事務所を退所した元KAT―TUNの赤西仁(35)ではないかという。

「赤西さんは音楽活動を軸にさまざまなプロジェクトを展開し、海外進出も果たし成功しています。彼の成功を目の当たりにして、役者やバラエティーなど決してテレビを中心とした活動ではなくとも、ライブやグッズ販売などを中心とした音楽活動でも十分やっていけるモデルができた。またこの世代はSNSを駆使した情報発信にも慣れています」

 その姿は、ひとつの会社で働くことにこだわらず、SNSを駆使して、自由に起業や転職にチャレンジする今の30代前半と重なると霜田氏は言う。

■「嵐」は“就職氷河期世代”

「ちなみにこの世代論でいうと、メンバーがアラフォーに差し掛かっている『嵐』は“就職氷河期世代”ですね。『NEWS』の元メンバーは事務所の力に頼らずそれぞれ活動しています。手越さんも相当、意識は高いと思います」(霜田氏)

 かつてはジャニーズを退所するということは、相当な覚悟がいったはずだが、それも変わりつつあるということか。手越の背中を見て追随するタレントも出そうである。

【写真】元NEWS手越祐也の“超密&激アツ”会見(11枚)

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