著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

殴られると5000円 大部屋俳優は“危険手当”で食いつないだ

公開日: 更新日:

 4月に亡くなった志賀勝さん(享年78)の大部屋俳優時代の役者もみんなプロ意識を持っていた。専属契約の役者は掲示板に張り出される「○○組」と撮影日程をチェックしながら毎日、撮影所の大部屋で声がかかるのを待つ。

 一応、専属の固定給が2万円ほどもらえたけど、そんな金じゃメシは食えん。日当の仕事が欲しい。その他大勢の役で日当700円から高くて1000円程度。もっと稼ぐにはヤクザ映画なら殴られ役を買って別手当をもらうしかなかった。

「顔を殴られるくらいなら、みんな名乗り出たよ。選ぶのは監督。殴る相手とシーンを考えて指名する。うまい主役はギリギリのところで軽くしか当ててないが、ヘタな人になると本気で当ててくる。(菅原)文太さんはヘタだった。本気で当てられれば痛いし、顔は青タン。1回殴られただけで5000円の別手当が出た。拓ボン(川谷拓三)は自分からわざと殴られて稼いでいたけど、しまいにチェックする者がいて“今のは自分から当たった”と判定されて別手当はなし。殴られ損もあった」

 もっと稼ぐには危険手当。ビルの上から落ちる役で5万円。志賀さんは汽車の上から駅に飛び降りるというシーンで10万円の手当をもらった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  2. 2

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  3. 3

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  4. 4

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  5. 5

    元横綱照ノ富士「暴行事件」の一因に“大嫌いな白鵬” 2人の壮絶因縁に注目集まる

  1. 6

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった

  2. 7

    高市首相「私の悲願」やはり出まかせ…消費税減税「断念」に向け経済界・財務省・自民党・マスコミが包囲網

  3. 8

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  4. 9

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  5. 10

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ