著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

横山やすしは謹慎中も絶好調!朝からずっと酒を飲み続けた

公開日: 更新日:

 長男の一八は少年院。父の横山やすしは自宅謹慎中のなか、私は取材を兼ねて大阪の自宅を訪ねていた。意に反して朝から喫茶店でビールを飲み終えると、タクシーで連れて行かれたのが梅田界隈にある居酒屋だった。

 やっさん馴染みの店もランチタイムの最中。通された奥の個室に入ると聞きつけたのか、それとも呼び出されたのか、続々とボート仲間らが駆け付ける。昼から酒盛りが始まった。昼飲みは大阪では珍しくない。

■「オマエも飲んでるか」

 本来、一八からの手紙や出所日を聞き出すのが目的だったのが、早々に私は蚊帳の外。盛り上がる仲間との話を聞いているしかない。時折、「オマエも飲んでるか」と声はかけてくれる。すでにご機嫌。やっさんとの飲み方を多少は心得ている私は長丁場を覚悟。少しずつ飲む量を減らした。

 2時のランチタイムが終了してもやっさんたちはお構いなし。用事のある仲間は三々五々、散っていき、ようやく3時すぎにお開きになった。まだ何も聞き出していない焦りから、「場所を変えましょう」と私のほうから次の店に誘った。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」