著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

安藤優子と長野智子…大物キャスター2人の“卒業”を憂う

公開日: 更新日:

 テレビ朝日が「サンデーステーション」のキャスター長野智子(57)の卒業を発表した。

 長野はフジテレビのアナウンサー時代は「オレたちひょうきん族」の3代目ひょうきんアナとして活躍し、バラエティー色が強かったが、夫の仕事の関係で渡米、ニューヨーク大学大学院修士課程を修了、帰国後はテレ朝「ザ・スクープ」を皮切りにキャスターとして華麗なる転身を遂げた。

「サンデー」は2017年4月から担当。選挙特番などでも活躍し、テレ朝の報道の「顔」ともいうべき存在。

 コロナ禍で視聴率もうなぎ上りと聞く。なのになぜ?

 テレ朝は同番組が午後4時30分から午後9時に枠移動するのに伴い、番組も一新し、自局の小木逸平森川夕貴を起用する。小木は「報道ステーション」の富川悠太アナが新型コロナに感染して番組を休んだ際、ピンチヒッターを務めて評判がよく、「小木の方がいい」の雰囲気ができている。小木人気に便乗したいが、かといって富川をむげにもできず。

 そこで、いったん「サタデー」のキャスターで肩慣らしさせ、いずれ「報ステ」のメインという流れか。結果、長野は玉突き事故のように追い出されるという見方も。しかも自局のアナなら、フリーの長野に支払うギャラが丸々浮いて経費削減にもなる。長野は元「報ステ」キャスター、古舘伊知郎の事務所「古舘プロジェクト」所属。テレ朝は古舘がよほどお嫌い(?)なのか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず