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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

安藤優子と長野智子…大物キャスター2人の“卒業”を憂う

公開日: 更新日:

貧すれば鈍するにならないか

 大物キャスターのクビといえば、もう一人、フリーの安藤優子(61)がいる。現在、メインキャスターを務める「直撃LIVEグッディ!」が9月で終了し、坂上忍「バイキング」が3時間に拡大されるというから、なんとも憂鬱な改編だ。安藤も「スーパータイム」に始まり、「ニュースJAPAN」「スーパーニュース」、そして「グッディ!」を担当、こちらはフジテレビの報道番組の「顔」である。2人は頑張ってきたのにと、さぞや歯噛みしているのではないか。「大奥」のお褥すべりのようで気の毒だ。

「グッディ」はタイトルに「直撃」とあるように他の報道番組同様、現場に直撃し取材、独自スクープも報じていた。それには人材も時間も必要だし、経費もかかる。何より安藤のギャラは高額そうだし、相棒の高橋克実やコメンテーターのカンニング竹山、サバンナ高橋らのギャラがまるっとなくなれば、相当の経費削減となる。

 一方、「バイキング」は1時間増やして、ただわちゃわちゃやっていればいいだけのこと。ネットや他の番組、週刊誌の話題の2次利用が目立ち、独自の取材など、ほぼほぼない安上がりな番組だ。

 貧すれば鈍するにならなければいいが。……とくにフジテレビ。

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