三浦春馬さん“遺書”に記された孤独と苦心惨憺…鬱状態にも

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 俳優の三浦春馬さん(享年30)が、18日に港区内の自宅マンションで亡くなってから10日余り。自室に残されていた手帳には“遺書”のような走り書きのメモがあったというが、その内容の一部が明らかになってきた。

<散る運命を背負いながら、家族の前では気丈に振る舞おうとする気持ちを考え胸が痛んだ>

 手帳には、8月15日放送予定のNHKドラマ「太陽の子」で、仲間の死を前に生き永らえ苦悩する神風特攻隊員の役柄と自分を重ね合わせた記述があったと発売中の「週刊文春」が伝えている。そこには<僕の人間性を全否定するような出来事があり、たちまち鬱状態に陥り、自暴自棄になった>など、三浦さんが数年前から精神的な葛藤にさいなまれていたことが分かる記述もあるという。

 死への願望は、約5年前、実母と絶縁した後、3年ほど前から目覚めたようで、その際には<当時は鬱状態から抜けられなかった。どう死のうかと考えていた>。2018年には、20年ぶりに母と別れていた実父と再会を果たすのだが、その際にはこうつづられている。

<自分は死のうと思っていた。でも、なぜか会ってみようと思った>

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