著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

絶好調!「半沢直樹」はキャスティングを楽しむに尽きる

公開日: 更新日:

 7年経っても「半沢直樹」(TBS系)人気は変わらなかった。視聴率も第1話22.0%、第2話22.1%、第3話23.2%と上昇し、ぶっちぎりの強さを見せる。

 スタート前の7月5日と12日には2013年版の総集編を前後編で放送。初回放送19日の昼間には今年1月に放送された「半沢直樹スピンオフ企画『狙われた半沢直樹のパスワード&新シリーズ直前ナビ!』」を放送し、あおりも功を奏した。そこで令和の「半沢直樹」の楽しみ方を。

■悪そうな土田英生、芸達者な東京03角田晃広

 前作は半沢(堺雅人)が大和田常務(香川照之)の不正を暴き、糾弾するも、東京中央銀行から子会社の東京セントラル証券に出向を命ぜられる衝撃の結末だったが、今作はその東京セントラル証券がメインの舞台。

 出演は頭取の中野渡(北大路欣也)、同期の渡真利(及川光博)ら前作からのメンバーに加え、副頭取の三笠(古田新太)、証券営業部部長の伊佐山(市川猿之助)など新たな濃いメンバーも加わり、暑苦しさも「倍返し!」だ。その猿之助の暑苦しさときたら……。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ