著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

コロナから回復した芸能人に話を聞くのはタブーなのか

公開日: 更新日:

横浜流星への不自然な対応

 12日、新ドラマ「私たちはどうかしている」(日本テレビ系)がスタートした。和菓子の世界を舞台にしたラブミステリーで、浜辺美波横浜流星がダブル主演する。

 横浜は7月に新型コロナウイルスに感染したと話題になったが無事退院。何より。それにしても7月30日の退院からまだ10日ほどしか経ってないのに、この活躍。売れっ子は大変だ。流星が出演した他の番組を見て違和感を覚えたのはコロナに関して触れないこと。MCとのやりとりで「元気になられてよかったですね」などという言葉もないのはあまりにも不自然だ。タブーなのか。

 流星の場合、ドラマの収録が中断。浜辺や佐野史郎観月ありさら共演者はPCR検査を受けることに。8~9月に予定していた伊藤健太郎とのダブル主演舞台「巌流島」公演も中止になるなど関係者に迷惑をかけたということもある。コロナの話はNGという事務所の事情かもしれない。ただ、コロナはどんなに予防をしても感染する可能性があるから、もっと率直でもいい気がするし、どんな症状だったのか、コロナ体験を語ってくれれば、むしろ参考になる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし