著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

桜田淳子が統一教会の合同結婚式出席 実兄は「もう縁を切ったようなもの」

公開日: 更新日:

 桜田淳子(62)が入信した「統一教会」は脱会した元信者らを中心とする反統一教会との間で訴訟問題に発展するなどしていた。

 桜田自身も所属する事務所社長に200万円の壺を売っていたことが判明。社長は「淳子の純粋な気持ちはわかっている。彼女のためと思って買った」と親心を示していたが、統一教会に対する世間の目は厳しいものだった。

 桜田の出身地・秋田の実家を何度となく取材した。市内から車で20分ほどの静かな住宅地。日本家屋の家だった。行くと決まって対応してくれたのが両親と一緒に住む兄だった。玄関先で丁重に答えてくれたが、「目を覚まして欲しい」「合同結婚式には参加しないで欲しい」と訴えるようだった。

 入信のきっかけは姉だった。同じ秋田市内に居を構える姉は熱心な信者だった。かつて桜田の父親は被害者父母の会に参加していたが、姉は戻るどころか、妹の淳子にも大きな影響を与えていた。

 アイドルとして人気絶頂の頃の19歳の時に淳子はすでに入信していた。姉にも取材を試みたが、門前払いの記憶しかない。

 親・兄の願いも届かず淳子は合同結婚式に参加。式後、秋田を訪ねると兄の表情は一変。「もう縁を切ったようなものです」と言い切り、肩を落とした。本来なら歌手仲間からも祝福のコメントが寄せられるものだが、淳子の結婚に関しては話す人は少なく、複雑な思いが伝わってきていた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  3. 3

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  4. 4

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  5. 5

    ドジャース大谷が佐々木朗希への「痛烈な皮肉」を体現…耳の痛い“フォア・ザ・チーム”の発言も

  1. 6

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  2. 7

    高市早苗氏は大焦り? コバホークこと小林鷹之氏が総裁選出馬に出馬意向で自民保守陣営は“分裂”不可避

  3. 8

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった

  4. 9

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い

  5. 10

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督