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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

当時34歳の桜田淳子を追って…“統一教会”の「合同結婚式」を直撃(1992年)

公開日: 更新日:

 1992年8月25日ーー。韓国・ソウルオリンピックスタジアムで“統一教会(世界基督教統一神霊協会)”の「合同結婚式」が夏の暑い日差しの下で行われた。日本からは歌手の桜田淳子・新体操の山崎浩子も参加するとあって日本からも多くのメディアが押し寄せていた。私もそのひとりだった。

 スタジアム内は多少の取材規制はあったが撮影用の高台を用意するなど、おおむねメディアを歓迎するムードだった。当日、午前中からスタジアムをロケハン。外で待っていると、大型バスが続々と到着。黒服の新郎と、純白のウエディングドレス姿の新婦たちが次々と降りてきた。

 協会の発表によるとその数、世界131の国からおよそ3万組の新郎新婦たち。人種も白人・黒人とさまざまだが、グラウンド内のメイン会場に整列するのは桜田・山崎ら各国のVIP待遇と思われる新郎新婦。他はスタンドから儀式に臨む。一堂に会した新郎新婦がスタジアムを埋め尽くす。メディアの中からも「凄い」とため息がでる。まるで別世界に飛び込んだようだった。これが桜田の言う「理想の形の結婚」だったのだろうか。

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