二田一比古
著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

桜田淳子が統一教会の合同結婚式出席 実兄は「もう縁を切ったようなもの」

公開日: 更新日:

 結婚後も取材は続いた。

 文鮮明氏が選んだ桜田の相手は日本人のA氏。実家は西宮にあったが、A氏は福井県敦賀市で漁船の網などをつくる工場を経営。結婚当初は敦賀駅から徒歩10分ほどの2階建てのコーポで質素な生活を送っていた。

 買い物に出掛ける桜田を直撃するも空振り続き。近所の人も桜田夫妻が引っ越ししてきたことは知っていたが、驚くばかりで近所付き合いする人もいなかった。

 A氏は出勤してくる工場で直撃できた。背が高く眼鏡をかけた真面目そうな人だった。対応も紳士的だったが、「元気にやっています」と言うだけで、「妻の芸能活動に支障が出ている」など核心の話になると口を濁した。

 その後、工場を閉鎖。西宮に住む実母の介護もあってA氏の実家にいたこともあったが、現在は都内で3人の子供と生活している。桜田自身は「芸能活動したい」という意欲があり、3年前に銀座博品館劇場で限定ライブを開催。ファンとメディアを熱狂させたが、本筋のテレビ復帰はいまだに果たせないままである。

「特定の宗教のイメージのある人はスポンサーが敬遠する」という業界内のルールからして、脱退しない限り復帰は難しい。

 対照的に山崎浩子は合同結婚式に参加するも姉や屋久島に住む親族の説得もあって統一教会を脱退。結婚も解消。現在は新体操強化本部長として東京五輪に向け指導している。

 合同結婚式から28年。桜田もすでに62歳になる。 =つづく 

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    木村拓哉ドラマはなぜ、いつもウソっぽい? テレ朝「Believe」も“ありえねえ~”ばっかり

    木村拓哉ドラマはなぜ、いつもウソっぽい? テレ朝「Believe」も“ありえねえ~”ばっかり

  2. 2
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  3. 3
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 4
    木村拓哉×堺雅人「共演NG」情報の火元…盟友関係の2人がナゼ? 妻同士も交流があるのに

    木村拓哉×堺雅人「共演NG」情報の火元…盟友関係の2人がナゼ? 妻同士も交流があるのに

  5. 5
    打撃は異次元のレベルへ昇華、野手専念の今季が「三冠王」の最初で最後のチャンス

    打撃は異次元のレベルへ昇華、野手専念の今季が「三冠王」の最初で最後のチャンス

  1. 6
    水原一平様には「ラウンダーズ」を…「勝負を始めて30分でカモを見つけなければ自分がカモになる」

    水原一平様には「ラウンダーズ」を…「勝負を始めて30分でカモを見つけなければ自分がカモになる」

  2. 7
    膳場貴子さすが“引き継ぎのプロ” 新サンモニ初回でスポーツ音痴白状したのも奏功

    膳場貴子さすが“引き継ぎのプロ” 新サンモニ初回でスポーツ音痴白状したのも奏功

  3. 8
    平野紫耀は「TOBE」の“フロントマン”で大躍進! すさまじい経済効果に広告業界も熱視線

    平野紫耀は「TOBE」の“フロントマン”で大躍進! すさまじい経済効果に広告業界も熱視線

  4. 9
    村雨辰剛さんが語る愛猫メちゃんとの日々「ともに自立して生きている 距離感が心地よい」

    村雨辰剛さんが語る愛猫メちゃんとの日々「ともに自立して生きている 距離感が心地よい」

  5. 10
    岸田首相「6月解散」強行なら自公81減、過半数割れ、下野もある! 野上忠興氏が議席予測

    岸田首相「6月解散」強行なら自公81減、過半数割れ、下野もある! 野上忠興氏が議席予測会員限定記事