嵐は原点回帰でアイドル誌“表紙ジャック” 終焉へ向け粛々

公開日: 更新日:

 延期か、既定路線のままか、大揺れに揺れた、嵐の活動休止問題。「アラフェス 2020」の無観客ライブ配信は決定したものの、スケジュールは未定と、イマイチ活動休止の実感が湧かない中、嵐がアイドル雑誌各誌の表紙を飾り、終焉に向けた花道がスタートしている。

■1人1冊の購入制限も

 2010年ごろから5人揃ってアイドル誌に登場することはほぼなくなり、アイドル誌は後輩にバトンタッチ。近年はファッション誌等でソロで登場するようになっていた。そんな嵐が各誌撮りおろしで、アイドルらしい、仲の良さそうな笑顔で登場。しかも、雑誌ごとにメンバーの“立ち位置が異なる”というニクい演出で嵐ファンの心をわしづかみに。書店では1人1冊の購入制限を設けているものもあり、SNS上では表紙談議で盛り上がっている。芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。

「お世話になったアイドル誌への恩返しと同時にコロナ禍で原点回帰できたのでは。コンサートが総崩れになり、嵐自身もジャニーズ事務所にとっても大打撃の中、雑誌で生の表情、メッセージを伝えることの役割が大きくなったのは大きかった。全国コンサート中止による損失は計り知れませんが、表紙ジャックは今後のオンラインコンサートの集客やグッズなど購買意欲をかき立てる起爆剤になる。また、雑誌への貢献度は後輩たちへ引き継がれ、ファンを含め皆ウィンウィンの関係。すべて次につながる展開にタッキー社長のビジネスセンスを感じます」

“最後まで笑っていよう”と語っていた嵐。ファンと共に有終の美を飾ることができるか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?