著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

浜辺美波はマイペースな愛されキャラ…新垣結衣の系譜継ぐ

公開日: 更新日:

 しかし、普段の彼女は、マイペースで、おだやかなインドア派。存在感の中に秘める素朴で天真らんまんな魅力は、大都市圏ではなく石川県で生まれ育ったことの影響が大きい。

 ある雑誌で取材したときには、担当女性編集者が同じ石川県出身だと知って、ふたりでローカル話に盛り上がっていた。

 一方で、意外な面としては、10代の頃に取材したときに「ちょっと大雑把なところがあります」(雑誌「girls!」46号)と話してくれたことがある。

 浜辺が演じる映画ドラマの登場人物に共通する、細かいことをあまり気にしない大胆さは、彼女自身の性格を投影しているようだ。そうしたいろんな要素がまだら模様のように組み合わさって、浜辺美波という女の子の愛らしさを構成している。

 演技からもテレビ出演している姿からも一生懸命さが伝わってくるので好感度が高く、新垣結衣から流れる「マイペースな愛されキャラ女優」の系譜を継ぐ存在と言える。

 その浜辺美波がピュアな存在感を発揮して天真らんまんな主人公を演じる映画「約束のネバーランド」は、脚光を浴びるきっかけとなった映画「君の膵臓をたべたい」(2017年)をはじめとして、ライトノベルやマンガの実写化作品との相性の良さに定評があるだけに、注目度が高い。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    竹内結子さん、石原さとみに立ちはだかった女優35歳限界説

  2. 2

    「俺は帰る!」長嶋一茂“王様気取り”にテレビ業界から呆れ声…“親の七光だけで中身ナシ”の末路

  3. 3

    巨人・岡本和真がビビる「やっぱりあと1年待ってくれ」…最終盤に調子を上げてきたワケ

  4. 4

    沢口靖子はまさに“奇跡のアラ環”!「2025年で『60歳』のお美しい女性有名人」圧倒的1位の原点

  5. 5

    視聴率トップ「モーニングショー」山口真由氏に続き…女性コメンテーター2人も"同時卒業"の背景と今後

  1. 6

    米倉涼子の"体調問題"が各界に波紋…空白の1カ月間に一体何が? ドラマ降板情報も

  2. 7

    山口真由氏「妊娠・休養」報道で人気を証明 復帰後に約束された「最強コメンテーター」の道

  3. 8

    杉田かおるが財閥創業者の孫との離婚で語ったこと

  4. 9

    林芳正氏が自民党総裁選“台風の目に”…「2強」失速でまさかの決戦投票進出あるか

  5. 10

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」