withコロナ時代の中国エンタメ最前線<中>娯楽番組は壊滅

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 1月末、中国政府はテレビ局に娯楽番組よりも新型コロナウイルスの感染状況と対策情報を放送するよう要求。これによりコロナ関連の情報番組がテレビの画面を占拠、娯楽番組はほぼ消滅状態になった。

■「歌手2020」にMISIAがリモート出演

 1月末に放映予定だった大型特番「歌手2020」は2月7日に延期。

「歌手2020」は実力派歌手たちが競い合い、視聴者投票により勝敗を決する形式の番組で、日本のNHK紅白歌合戦に相当。MISIAの出演が予定されていた。ところが、収録途中でコロナウイルスが流行し、MISIAを含めた出演者が渡航できず、クラウド収録(リモート収録)に。歌手たちは、長沙、北京、上海、台北、東京から参加し、しかも視聴者投票を行う500人も、自宅からオンライン投票という“新しい行動様式”のテレビ特番になった。2月は移動規制もあって収録は難しく、移動規制が緩和された3月から無観客の番組収録・放送が再開。5月末からようやく一般観客を入れた番組収録を再開。観客はPCR検査の陰性の証明が必要で、再開初期は番組側が観客のPCR検査費用を負担。現在、観客は実名で申し込み、自身の移動履歴を示す「健康コード」の提示かつ、自費にてPCR検査を受けて「陰性証明」を提出するよう番組側から求められた。

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