熊さんから「サブちゃん、また一緒にやらないか」と誘いを

公開日: 更新日:

 レオナルド熊と石倉三郎のコンビ、コント・レオナルドの再デビューは、「花王名人劇場」の「爆笑!!デスマッチ・ギャグ&ギャグ」という番組だった。1981年12月に国立演芸場で収録されたのを私は会場で見ている。三郎の迫力あるツッコミは、芸人のでなく、役者がせりふをしゃべる意気と間合いだった。

「それがわかったのは、舞台に出るようになってからだね。芝居をしてて、コントのツッコミは役者の意気だったと認識した」

 コント・レオナルドのネタで忘れられないのがある。スリの父親(熊)が銀行に就職が決まった息子(三郎)を「銀行はスリよりタチが悪い」とたしなめるネタ。女子高生の父親(熊)が教師(三郎)から「娘さんが不純異性交遊をしている」と聞くと、「まさかタダでやらせたんじゃないでしょうね」と詰め寄るネタなどだ。

「いろんなネタをやったねえ。どれもよく受けましたよ」(つづく)

(聞き手・吉川潮)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 3

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    茨城県知事の異常な県政を朝日も毎日も報じない不思議…職員13人が自殺?重大事件じゃないか!

  1. 6

    立憲民主党の凋落は自民党以上に深刻…参院選改選組が国民民主党に露骨なスリ寄り

  2. 7

    小芝風花&松坂桃李は勝ち組、清野菜名は貧乏クジ…今期ドラマ「トップコート」所属俳優の泣き笑い

  3. 8

    阿部寛「滑舌問題」はクリアできそうだが…新日曜劇場『キャスター』で国民的俳優が試される“唯一の心配事”

  4. 9

    浜田雅功の休養の裏で着々と進む松本人志との"今夏ダウンダウン完全復帰計画"…プラットフォームに本腰

  5. 10

    誰トク?広がる地方私大の公立化…見送られた千葉科学大は「加計学園」が運営撤退も大学存続