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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

ダーティーなイメージを覆した長谷川博己「光秀」の大義は

公開日: 更新日:

一気に動き出すNHK大河「麒麟がくる」これからの見どころ

「明智光秀が大河の主役」と聞いた時は、正直、1年間やれるのかと思った。

 そもそも、道行く人に「明智光秀のイメージは?」と聞いたところで、「敵は本能寺にあり」「三日天下」「細川ガラシャの父」くらいしか出てこないのでは。

 ユダ、ブルータスと並ぶ“世界三大裏切り者”のひとりに挙げられる、歴史的「裏切り者」「反逆者」。そんなダーティー光秀を主役にしたところで、いったい誰が見るのか、と。

 そして、2020年1月。理由あって、当初の予定から2週間ほど遅れてスタートした初回放送を見て、その面白さに釘づけになった。

 特に長谷川博己演じる明智十兵衛光秀のさわやかな好青年ぶり。こんな人格者がなぜ死後400年以上経った今も「裏切り者」呼ばわりされているのか、俄然興味を持った。

 これまでにも戦国時代を扱った大河ドラマは数々あるが、今回の「麒麟がくる」は、一介の武士、明智光秀を主人公にし、光秀目線で描かれているところが新しい。それゆえ話も地味になりがちだったが、停滞気味だった物語もいよいよ佳境に入り、ここから一気に動き出す。

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