著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

ジャニー喜多川氏のタイプはタッキー、東山、中居に分類

公開日: 更新日:

ジャニーズのルーツ編(6)

 歌手でも俳優でもない「アイドル」という新たなジャンルをつくったジャニーズは独特のスカウト方法を取っていた。

 創設者のジャニー喜多川氏が一手にスカウトを担い、東山紀之が渋谷のスクランブル交差点で声をかけられたように街中でのスカウトが主体だった。

 歌手・俳優としての才能などわからない。すべてはジャニー氏の感性とひらめきによるビジュアル面からだった。歌や芝居の才能を見ずにビジュアル面だけで決める。

 そこにはひとつの傾向が見て取れる。顕著なのが顔と体形。初代グループ・ジャニーズから現在のメンバーの顔を並べると、いくつもの「似た顔」に分類できる。堂本光一滝沢秀明(現・事務所副社長)のような可愛い系。東山や木村拓哉のような、りりしい美形。諸星和己・中居正広のやんちゃ系と大きく3タイプに分かれる。さらに草彅剛大野智といったクラスに1人ぐらいはいるタイプ。体形も一貫してスリムで小柄だった。

「日本人らしい背格好の男の子のほうが女性は“身近なアイドル”と親近感を持つ」というファンの心理を狙ったものと言われていた。必然的にグループはタイプの違う男の子で結成。ファンはそれぞれ自分の好みの子を応援することで、ファン層が広がる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景