著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

高い煙突から下りられなくなった自分に気づいていない若者

公開日: 更新日:

 そこに、キンコン西野くんのオンラインサロンのオフ会での交流。くだんのチケット+台本の販売を知り、「これをやれば自分は変われる。今やらなきゃ、きっと後悔する」と考える。

 私にはここがわからない。80セットから500円上乗せしても、4万しか儲からない。何が「変われる」のか。しかも売れない。

 相談した同じ会員の会社経営者に「そんな気持ちで君からチケット買った人が幸せ? 今君がやれることは、映画を80回見ることだ」(かなりうさんくさい)と言われ、「よし。80回見るぞ! そしたら何か変われる」と宣言する。

 笑い事ではない。若いから自分が確立できていない、夢を追いかける。それはわかる。しかし、高い煙突に登って下りられなくなっている自分に気づいていない。まずは下りてきて、地に足をつけることが大事なのに。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋