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児玉愛子韓国コラムニスト

韓流エンタメ誌、ガイドブックなどの企画、取材、執筆を行う韓国ウオッチャー。新聞や雑誌、Webサイトで韓国映画を紹介するほか、日韓関係についてのコラムを寄稿。Webマガジン「オトナの毎日」でイラストエッセー【毎日がエンタメ】を連載中。

交際報道で急増するアンチファンの尋常じゃない負のパワー

公開日: 更新日:

 養父は懲役4年の実刑判決を受けた後、控訴審で無罪となった。それでも多くの個人投資家に被害を与えたといわれている。だから模範的なイ・スンギの交際相手としてイ・ダインはふさわしくないというわけだ。

 大きなお世話だが、ファンあっての芸能活動。電光掲示板には問いかけもあった。

「17年かけて築いてきたトップの座を捨てるのですか?」

 かつて韓流スターのクォン・サンウが人気絶頂期に結婚した際はすさまじいファン離れが起きた。本人は否定していたが“デキ婚”ともいえる状況で、しかも相手は好感度の低い女優ソン・テヨン。男性遍歴ばかりが注目され、記憶する限り、もっとも祝福されない結婚だった。日本ならファンをやめて終わりだが、韓国ではそれで終わらず、アンチファンが急増する。

 こうした事情もあってか、クォン・サンウが来日した際の会見では、結婚に関する質問が禁止された。ところが、その結婚について言及したのはほかの誰でもないクォン・サンウ本人だった。聞かれてもいないのにうれしそうに語り始めたのだ。

 あれから10年以上が過ぎた今もクォン・サンウは第一線で活動している。ファンも大切だが、韓国でそれ以上に必要なのは鈍感力かもしれない。

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