“密”な東京五輪閉会式で「一番良かったのはパリ五輪の紹介映像」の冷ややかな声

公開日: 更新日:

■「マツケンサンバ」待望の声は閉会式への不満の裏返し

 復興五輪はどこへやら。“選曲”にも疑問の声が上がっている。

「坂本九の『上を向いて歩こう』からアニメ『鬼滅の刃』の主題歌『紅蓮華』、そしてDJ松永が登場したと思ったら、続いてシンガーソングライターのmilet(ミレイ)が『愛の讃歌』を熱唱。シャンソンを歌ったのは次回開催国がフランスだからかもしれませんが、若者に迎合しようとして支離滅裂というか、学園祭みたいなノリだった。シメに大竹しのぶを持ってきたのも〈彼女なら文句は出ないだろう〉という思惑がミエミエで、あの閉会式で世界に響くかといえば疑問ですし、本当にプロの演出なのかと気恥ずかしくなりました」(前出の吉崎まもる氏)

 ネット上には、いまだに〈閉会式はマツケンサンバがよかった〉といった声が残っている。現実的かどうかはさておき、それも閉会式に対する不満の裏返しだろう。

「これまで何度も五輪の開閉会式を見てきましたが、コロナ禍ということを差し引いても、東京五輪の閉会式が過去最低です。今回の閉会式の中で一番内容が良かったのは、次回パリ五輪の紹介映像だった。中途半端なエンタメはやめて、閉会式ぐらいコンパクトにできなかったのでしょうか」(前出のスポーツ紙五輪担当デスク)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景