「昼下がりの公園で着物でけん玉」の現実離れ 東京五輪閉会式の演出にも愕然

公開日: 更新日:

 8月8日、2週間に渡って開催された東京五輪の閉会式が国立競技場で行われた。57年ぶりに東京で開催されたオリンピックのテーマは「United by Emotion(心でつながる)」だったが、8年前の招致当初は「平和への貢献」をテーマに掲げていた。新型コロナウイルスが発生後は安倍前首相が「新型コロナウイルスに打ち勝つ」と掲げて開幕に突き進んだが、安倍氏からバトンを引き継ぎいだ菅首相は国民の猛反対を前に「私自身は主催者ではない」と土壇場で腰がひけたような発言をした。とにかく奇妙な五輪となった。

 予算規模がオリンピック史上最高額となる見通しの東京大会。その開会式と閉会式の蓋を開いてみれば、「予算をかけた割に何を伝えたいのかわからない文化祭のような寄せ集め」だったという感想がネット上で散見されている。

 唯一、「開会式の選手入場のBGMがゲーム音楽だった」ことと、「閉会式の東京音頭」に対しては評価の声が日本国内では聞こえる。特に閉会式の東京音頭は、異国の選手たちが楽しそうに踊る姿が見られ、日本の文化を通して世界が一つになるという「オリンピック」の良さをやっと実感できた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です