著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<40>入籍した戸籍謄本を近所に配布したドン・ファンに早貴被告は絶句

公開日: 更新日:

「はいはい。ありがとうねえ~」

 社長の機嫌もいい。その頃私は18年4月に出版予定の「紀州のドン・ファン」の第2弾「野望篇」の最終稿を執筆していた。新妻となった早貴被告とドン・ファンとの出会いについてどのようにするかが話題に上がった。

「ファンレターをくれた男の紹介で会ったというのも味気がないですよね」

「そうやな」

 私の提言にドン・ファンがうなずいた。

「羽田空港で足がもつれて転んだワシを助け起こしたのが早貴さんだった、というのはどうやろう?」

「アラ、いいんじゃない? さすが社長よねえ~」

 即座に菜々ちゃんが手を叩いた。

「分かりました。それで行きましょう」

 ドン・ファンの意向に従うことにして記事を書くことになった。

■事件後は取材の手掛かりに

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった