本多正識
著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

未知やすえ 新喜劇の“キレ芸”マドンナは不良少女役がきっかけ

公開日: 更新日:

 稽古でもどんどん「こうした方がええんちゃうかな」「こっちでやってみたら」とたくさんアイデアを出してくれました。

 朝のワイドショーで生コントをやる時には必ず参加してもらい、スケジュールの取れない時は“キレ芸”部分を事前収録して生放送に組み込んだり、「えーちゃんなくして本多のコントはない」と言われるぐらい助けてもらいました。

 私の知る限り、「えーちゃん」の悪口や批判めいたことは一度も聞いたことがなく、また「えーちゃん」からも聞いたことがありません。ふだんは後輩の面倒見もよく、物静かな部分と「ガハハハッ」と大笑いする天真らんまんさが同居しているステキな女芸人です。9月から新喜劇ではないお芝居にも挑戦されますが、どこに行っても愛されることでしょう。

 ベテランの域に入ってきましたが、まだまだお客さんはその“キレ芸”を待っています。ますますパワーアップして新喜劇の舞台ではじけてもらいたいと思います。

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