ボーイズグループオーディションの竜頭蛇尾 メンバー決定時が人気ピークでデビュー後失速

公開日: 更新日:

野球でたとえると、ドラフトまでがピークの選手のようなもの。本来はプロになるためのひとつの過程なのに、オーディション番組はデビューすることが最終目標にすり替わり、番組で“人気”は得られたけれど、“実力”が伴わない。音楽業界も育成にかける体力がなくなり、早く売りたいという背景が結果的にタレント生命を短くする危険性をはらんでいる。韓国BTSもオーディション番組出身ですが、オーディションは序の口で、韓国はデビュー後の鍛え方が段違い。歌、ダンス、トーク、キャラクター、語学と全てが良くて当たり前。さらに一家を背負っているというハングリーさもある。日本とは意識の差がありすぎます」

 先行リリース曲など新曲がランキング1位に入っても、ジャニーズや、EXILELDHグループに比べれば“瞬間風速”。トップ10圏外に落ちるのも早い。

「両社は下部組織があり、層も厚い。激戦を勝ち抜き、先輩のコンサートで下積みで得た“底力”が発揮されるのでしょう」(前出の富澤氏)

 ボーイズグループ発掘オーディションという“促成人気”。竜頭蛇尾では……。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋