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平野悠「ロフト」創業者

1944年8月10日、東京都生まれ。71年の「烏山ロフト」を皮切りに西荻、荻窪、下北沢、新宿にロフトをオープン。95年に世界初のトークライブ「ロフトプラスワン」を創設した。6月、ピースボート世界一周航海で経験した「身も心も焦がすような恋」(平野氏)を描いた「セルロイドの海」(世界書院)を刊行。作家デビューを果たした。

結構な不良バンドだった「BOØWY」の大ブレークは見ていない

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 ロフト連載の第1回は、2020年6月25日付の日刊ゲンダイ紙面。実は4月スタート予定だった。が、3月20日に「渋谷ロフトヘブン」で開催したライブの出演者と観客が体調不良を訴え、3月31に新型コロナの陽性反応者となった。連載どころの話ではなかったが、日刊ゲンダイ編集担当は「学生時代に下北沢ロフトでバイトをしていた」という縁もあるし、2カ月ちょい遅れでスタートを切ることになった。10月半ばになって秋風の冷気が身に染みる。「そろそろ去り行く頃かな」と感じながらBOØWY第2弾を――。

  ◇  ◇  ◇

 大手事務所ビーイングの創業者・長戸大幸さんから「手に負えない不良バンドの面倒を見てほしい」と頼まれて「やってみましょう」と快諾した。

 とにかくBOØWYというのは、デビュー前からハチャメチャで結構な不良バンドだった。

 ドラムの高橋さんが雑誌のインタビューで「活動時期の6年で売れたのは後半の3年だけ」と話していたが、81年に新宿ロフトから対バンも含め新人バンドとして毎月ライブをやり続け、動員もどんどん伸びていった。

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