松田聖子「紅白出場報道」はなぜ飛び出したのか? 舞台裏を検証した

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 歌手の松田聖子(59)が25日、大みそかに開催される「第72回NHK紅白歌合戦」の出場を辞退した。NHK側も聖子側も理由を公表していないが、聖子は一人娘で女優の神田沙也加さん(享年35)を18日に亡くしたばかり。聖子は沙也加さんの急逝後から年末のディナーショーを全てキャンセルしている状況で、紅白出場辞退は誰もが納得する結論となった。

 一方、公式発表の前日、24日付の一部メディアは「松田聖子がNHK紅白出場へ 『娘に恥じないよう』沙也加さんとの思い出の場」と報じた。聖子と沙也加さんが2011年に紅白歌合戦で親子初共演したこと、2人で「上を向いて歩こう」をデュエット歌唱したことなどを踏まえ、聖子にとって、紅白が母娘にとっていかに大切な思い出の場なのかということを改めて伝える内容だった。

 しかし、結果的に聖子は出場を辞退。出場報道が飛び出した舞台裏についてスポーツ紙関係者がこう明かす。

■スポーツ紙は“どこが抜くか”様子見

「NHKは21日に出場者の曲目を発表し、『松田聖子さんについては、後日改めてお知らせします』と説明しました。22日のNHK放送総局長の定例会見では、『(聖子さんには)引き続き状況を確認させていただいている』という説明があり、出場についても『聖子さんサイドのお気持ちを最大限尊重していく』という話でしたから、各スポーツ紙の担当記者にとってはちょっとした時差でどこが最初に抜くのか、ヒリヒリした数日でした。実際、一時的には、聖子さんも『娘に恥じないように』という思いで出場の意思を周囲に語ったようです。しかし、目の前の憔悴している聖子さんを見て、実兄で沙也加さんにとっては伯父にあたる事務所社長の蒲池光久氏ら近しい関係者が出場を反対されたそうですよ」

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