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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

史上最低視聴率のNHK「紅白歌合戦」と熱海の共通点…中高年に配慮しつつ変革を

公開日: 更新日:

「紅白」の視聴率が40%を割った。スポーツ紙は「最低」の文字で低迷ぶりを伝えたが、NHKにすれば視聴率が落ちるのは想定内だったと思う。

 近年の紅白は熱海の改革に通じるものがある。最近の熱海は駅前から趣が違う。海岸まで続く放射線状の商店街にはお洒落なカフェから最新スイーツ店まで立ち並ぶ。まるで原宿の竹下通りのように様変わり。行き交う人も若者が大半だ。変貌を遂げた熱海はメディアでもしきりに取り上げられ、最新注目スポットと言われるまでになった。

 かつての熱海は東京から気楽に行ける中高年に人気の温泉地だった。慰安旅行や忘年会としても使われた。芸者もいればピンクスポットもあったが「古くさい」と次第に客足が減少した。一時は閑古鳥も鳴く状態だったが、商店街を運営する人も世代交代。「若者を呼び込もう」と改革。新しい街として徐々に変貌してきた。

“映える”スポットやスイーツをつくり流行発信地となったが、昔ながらの旅館や温泉饅頭も残した。古いものと新しいものを混在させ、中高年の人も見捨てない配慮も怠らない。

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