氷川きよし「演歌の貴公子」決壊寸前…強まる“きーちゃん”色に事務所はヤキモキ

公開日: 更新日:

 歌手の氷川きよし(44)にもうひとつの“カラフル論争”が起きている。昨年末のNHK紅白歌合戦では美空ひばりの「歌は我が命」を披露。2019年には「氷川きよし君は卒業して、これからはきーちゃんで」と宣言し、19年、20年と2年連続「限界突破×サバイバー」で美しすぎるホットパンツ姿などボーダーレスキャラに変身。そんな“きーちゃん”に所属事務所サイドが難色を示しているというのだ。

 演歌歌手として20年。結果も出した氷川は、これからは音楽もファッションもジャンルにかかわらず“自分らしく”やっていきたいと考えているという。

 そもそも氷川はポップスやロック志向だったが、演歌のほうがライバルがおらず、勝機があると読んだ所属事務所が戦略的に氷川を演歌歌手としてプロデュースし、成功した経緯がある。それゆえ所属事務所的には“演歌の貴公子”のイメージを壊したくないため、氷川との譲れない攻防になっているというのである。

 昨年末のコンサートでは演歌と“きーちゃんワールド”が半々。「紫のタンゴ」にちなみ紫のドレスでプリンセス姿を披露したり、バイクにまたがり、革パンのバイカースタイルで登場するなど、ファッショナブルかつ、音楽ジャンルもますます拡大。ファンもきーちゃんに違和感を感じるどころか「みんなスカーフときーちゃんのぬいぐるみを買ってたけど、他の歌手に比べてグッズが少ない。森高千里や安室ちゃんみたいにきーちゃんのドレスを着たお人形とかあったらいいのに」(70代のファン)というほど、氷川の進化したビジュアルを肯定的にとらえている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」