著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<146>早貴被告が運転するベンツは時速150kmの猛スピードで大阪方面に向かった

公開日: 更新日:

■SAで1時間近く停車

 南紀田辺ICに入ったベンツは10分も走らないうちにウインカーを出し印南のSAに入った。

「やっぱり、そうか!」

 早貴被告はここで誰かと会うのだと、私は確信した。ベンツから少し遅れてKカメラマンの車が続き、そして私の車も左ウインカーを出してSAに入った。私たちは少し離れた位置でベンツを挟むような形で駐車し、Kカメラマンとは携帯電話で連絡を取っていた。

 SAの駐車場は閑散としていて10台ぐらいしか停車していなかったし、ベンツの近くに駐車している車はなかった。

 彼女はエンジンを切らずに同じ場所に駐車していたが、そこに近づく車はなかなか現れない。5分、10分……30分経っても何も起こらない。

「誰かと会うために待っているんじゃないのか」

 私は携帯でKクンと連絡を取り合っていた。


「ちょっと様子を見てきますわ」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が急失速か…参院選「台風の目」のはずが賛同率ガタ落ち、他党も街頭演説で“攻撃”開始

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか

  4. 4

    BoA、五木ひろし、さだまさし、及川光博…「体調不良で公演中止」が相次ぐ背景

  5. 5

    5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

  1. 6

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か

  2. 7

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  3. 8

    教え子の今岡真訪が蹴った“倍額提示”…「お金じゃありません」と阪神入りを選んだ

  4. 9

    兵庫県警まで動員し当局が警戒…NHK党・立花孝志党首の“あり得ない”参院選の街宣ぶり

  5. 10

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界