著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<146>早貴被告が運転するベンツは時速150kmの猛スピードで大阪方面に向かった

公開日: 更新日:

 Kクンは車を降り、彼女の車の近くを通って売店に向かった。すると携帯電話が振動した。

「彼女、タブレットでゲームをしているみたいですよ」

「ハア?」

 待ち合わせの時間までゲームをしているってことなのか? タブレットを肌身離さず持ち歩き、ゲームをしていることは知っていたが、この時はあくまで時間潰しのためだろうと思った。が、何の接触もなく1時間近く駐車した後、彼女は再びベンツを始動させたのである。

 SAを出てから小雨が降ってきた高速道路を北上するベンツは、時に時速150キロも出して次々と車両を追い抜いていく。右に左にと車線を変更しながら、まるでテレビゲームのカーチェイスのような運転をしていた。

 このまま追跡するのは危険と判断した私は、和歌山ICで諦めることにした。 (つづく)

【連載】紀州のドン・ファンと元妻 最期の5カ月の真実

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった