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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

「対象年齢は5歳限定」意味不明なボケの応酬に漂うランジャタイのノスタルジー

公開日: 更新日:

 国崎も程なく自主退学し、オーディションなどなしで誰でも入れた事務所「SMA」に所属した。SMA常設劇場「びーちぶ」に行くと、そこにいた「歯が5~6本しかない」芸人がこう言った。

「芸人墓場へようこそ~」(TBS系「有吉ジャポンⅡジロジロ有吉」22年2月18日)

 結局、「墓場」のSMAも2年でやめ、フリーに。そこで彼らは奇想天外なことをやり始める。自作自演の単独ライブだ。撮影した自分たちのネタを自宅で流し、自分たちで見てアンケートも書くというものだ(シンコーミュージック「OWARAI AND READ 002」21年10月25日発売)。そして、オフィス北野を経てグレープカンパニーに入ったのだ。

 国崎は相方の伊藤について「相棒とか相方っていう感覚がなくて、純粋に友達」と語る。「だから、ランジャタイは友達にネタを見せてるという(笑)」(同前)。自分たちのネタについては、こうも言っている。

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