著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

篠原涼子はどこに向かうのか…Netflix「金魚妻」の体当たり演技が話題も頭痛薬のCM降板

公開日: 更新日:

 仕事か家庭か──。

 女優の前に立ちはだかる壁。映画女優が全盛期だった昭和は大半の女優が仕事を取った。「結婚すれば、せっかく築いた女優としての座を失いかねない」という理由もあった。

 テレビ女優が主流になった平成から令和。大半の女優は仕事と家庭を両立。子供ができれば「ママさん女優」の座も確立した。篠原涼子(48)もそのひとり。歌手から女優に転身で、蜷川幸雄に舞台で鍛えられ女優として開花した。「ハケンの品格」「アンフェア」など数々のドラマに主演。ロングヘアを手でかき分けるしぐさは男たちを魅了した。女性の間で流行するほどだった。

 女優として脂が乗ってきた2005年、俳優の市村正親と結婚した。年の差24歳、離婚歴がある市村との結婚に桐生市に住む父親は声を大にして「認めん」と反対していた。メディアを通じて父親の気持ちが世間に伝わるケースは松坂慶子とよく似ていた。

 幼くして母を亡くし父親に育てられた篠原。父を無視して結婚はできない。市村を連れ直談判して説得。式には病に倒れていた父親も出席した。父は娘の晴れ姿を見て安心したかのように天国に旅立っていった。まるでドラマのようなストーリーだった。結婚生活も順調。2人の男の子を出産。家庭と仕事を両立させ女優に復帰。順調に進んでいたはずが、どこで歯車が狂ったのか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」