メンタリストDaiGoが「ウクライナに折り鶴送るは狂気」発言 誹謗中傷に苦しむ施設関係者の本音

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 ロシアには「鶴」という民謡がある。1965年に広島の原水爆禁止世界大会に出席したロシアの詩人ラスール・ガムザートフ氏が、広島原爆の被爆者の象徴である佐々木禎子さんの千羽鶴の話に感銘を受け完成させたものだ。折り鶴はウクライナへの直接的な支援には程遠くても、日本の文化が異国の何かを変えるきっかけになり得るかもしれない。

 それにもかかわらず、DaiGoは「ウクライナでは人がたくさん死んでいるのに、そこに安全な他国から気持ちだけ押し付けられたら…僕が同じ立場だったら怒りを感じざるを得ないと思います。日本のズレ方がやばいですね…」と提言を超えたような物言いをした。違和感を禁じえなかった人もいるのではないか。

■炎上を経験しても変わらないスタンス

「千羽鶴の寄付を申し出た施設では今、誹謗中傷の電話が鳴り止まず、職員も折り鶴製作に協力してくれた一般の方々も、心を痛め、怯えながら暮らしていると聞きました」(前出の施設関係者)

 こうした流れをいつの間にか作ってしまったことをDaiGoは本当に知らないのかもしれない。そんなDaiGoに対し、ネットでは<相変わらず自分の主観で人を傷つけること言っても平気なんだな><この人メンタリストの割に人の神経逆撫でする言い方多いよね>という声も上がっている。過去に「ホームレスの命はどうでもいい」と発言して炎上したことについて反省の弁を表明したがあの件から、DaiGoは一体何を学んだのだろうか。

(取材・文=SALLiA/ライター)

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