山田杏奈が“ポスト深津絵里”に急浮上 キムタク主演ドラマの“ボクシング女子”で存在感

公開日: 更新日:

 木村拓哉(49)主演の連続ドラマ「未来への10カウント」(テレビ朝日系)で、舞台となる松葉台高校ボクシング部の女子部員・水野あかりを演じる若手女優・山田杏奈(21)が注目を集めている。

「大手芸能事務所『アミューズ』に所属していることから、同社の看板女優である深津絵里さん(49)や、4月1日に同社を独立した上野樹里さん(35)に続くような女優に成長するのではないかという期待も出ています。数年後の朝ドラ女優は射程圏内でしょう」(制作会社スタッフ)

 山田は4月28日に放送された第3話で見せた“体当たり演技”で存在感を発揮した。

 木村が演じるボクシング部コーチ兼非常勤講師の桐沢祥吾に、「ケンカで勝てるボクシングを教えてください」と直談判。幼い頃に実父を亡くし、離婚した母親の再婚相手(袴田吉彦)が復縁を迫って母親につきまとっており、時に暴力も振るうことから、自己防衛のための実戦ボクシングの習得を熱望したのだ。

小柄ながら重みのあるボディーブローをしっかり決める

 身長159センチの山田は、木村と並んでもきゃしゃな印象で、色白肌に丸顔のベビーフェースが特徴的なだけに、実年齢21歳でも高校生役も違和感なし。

「山田が演じるあかりは、“自分より背が高い大人の男の人”を倒すべく習得したボディーブローをリングの上でしっかり決めました。画面越しに見ても重みをしっかりと感じさせる見事な仕上がりでした。さらに、訓練時のシーンや、桐沢に自身の思いを強く訴える真っすぐなまなざしは、世代や性別に関係なく好感を呼んだと思います」(スポーツ紙記者)

 実際、山田のツイッターには〈杏奈さんの瞳がとても魅力的でした〉〈あかりちゃんに笑顔が戻ってよかったです〉〈ボクシング部に戻ってきてくれてありがとう!〉など、すっかりドラマの世界観に入り込んだファンの声や、山田を絶賛する視聴者のコメントが相次いだ。

 ただ、山田が所属するアミューズは150人超の所属タレントを抱える大所帯だけに、同世代女優だけでも、清原果耶(20)や堀田真由(24)、恒松祐里(23)ら人気、実力共に注目度の高いライバルが多い。前出の制作会社スタッフが言う。

「木村拓哉さん主演の連ドラとなれば、テレビ朝日が最後まで全力で宣伝することは間違いありません。そんな中で、ドラマの軸となるボクシング部の中でも唯一の女子生徒役という貴重な役に選ばれたことだけみても、事務所が、彼女にどれだけの期待を寄せているかが明確です。今回のキャラクターを見る限り、NHKの朝ドラ女優への道もあるでしょう。アミューズも上野樹里さんが独立したばかりですし、山田さんにかける思いもひとしおでしょう」

 今回はキムタクの学園スポーツドラマ初挑戦というだけでなく、満島ひかり(36)と約12年ぶりの共演など何かと話題が多い。ドラマの世帯平均視聴率は10%前後で推移しているが、山田はその存在感を十分にアピールできている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    朝ドラ「あんぱん」豪ちゃん“復活説”の根拠 視聴者の熱烈コールと過去の人気キャラ甦り実例

  3. 3

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  4. 4

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  5. 5

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  1. 6

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  2. 7

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 8

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波