尾上松也“すごい顔芸”より「鎌倉殿の13人」後鳥羽上皇役でホントの実力発揮できる?

公開日: 更新日:

 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」には、片岡愛之助(50)に坂東彌十郎(66)、中村獅童(49)、市川猿之助(46)、8代目市川染五郎(17)と、歌舞伎俳優がたくさん出演している。17日から後鳥羽上皇役として新たに登場するのが、尾上松也(37)だ。

 松也といえば、5歳で初舞台を踏み、数々の子役で多くの賞を受賞。10代の頃は女形を中心に活躍し、20歳の時に父の松助を亡くしてからは、父の弟子を受け継ぎ、2012年には重要無形文化財(総合認定)に認定された。名実ともに一流の歌舞伎役者だ。

 とはいえ、若い人の松也のイメージは、それとは随分異なっているのではないか。これまで多くのミュージカルや映画、ドラマに出演し、19年には、山崎育三郎(36)、城田優(36)とユニット「IMY(あいまい)」を結成。音楽活動も積極的に行っている。

■ミュージカルかコメディーのイメージ

「松也は若い人たちにはミュージカル俳優か“コメディー俳優”というイメージが強いはずです。20年に出演したTBS系の日曜劇場『半沢直樹』ではIT企業の創業者を演じシリアスな演技を見せましたが、同年に主演したBSトゥエルビ『課長バカ一代』では、パーフェクトなバカ課長を演じ、コメディーの才能も発揮しました。以来、松也がテレビで見せる姿はアクの強い、それも顔芸を多用するようなエキセントリックな役が多くなった気がします」(芸能ライター・弘世一紀氏)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る