著者のコラム一覧
三遊亭鬼丸落語家

昭和47(1972)年生まれ。長野県上田市出身。平成9年、三遊亭円歌に入門。前座名は「歌ご」。平成12年、二つ目に昇進し「きん歌」に改名。平成22年、「三遊亭鬼丸」襲名で真打ち昇進。NACK5「ゴゴモンズ」メインパーソナリティー。

ソープランドのようにたまに摘発しておけばよかったのに

公開日: 更新日:

 政治と宗教についてが話題になってます。学校の授業では「政教分離」と教わりましたが、現在の教育現場で教師は創価学会公明党の関係を生徒にどう説明してるんですかね。まぁ創価学会に限らず古くからの神社、お寺もさまざまな宗教団体も宗教法人として国からの認可を受けなければいけませんし、税制優遇などのメリットもありますから、それを認めてくれる支持政党を応援するのは自然なことなんでしょう。

 それらの業界団体と政治家が関係を持つことを禁じるのが政教分離だと思いますが今となっては時すでに遅し。形骸化した法律といえばソープランドと同じようなものですから、ならば目に余る宗教との結びつきにはソープランドのそれのように、たまに摘発してクギを刺しておいてもよかったんですけどね。

 ただし、今回の統一教会自民党の関係は政治と宗教というよりは政党と反社会的勢力と言い換えた方がいいと思いますよ。反社会的勢力との関係で芸能界を追われた吉本芸人と比べても反社会的勢力にお墨付きを与えて被害者を増やす手助けをしながら選挙の手伝いや票を供与される関係の方がはるかに結びつきが強く悪質。かたや芸能界追放ならば当然政界追放が妥当な罰でしょう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」